ひまをもてあそんで目的もなく散歩に出かけた。
ぷらぷらしているとなんだか森のような入り口があり、
私はウサギのようにずんずんその小道を進んでいった。
すると西日に輝く野球場が見えた。
いい風景だなと思いながら、無心にまたずんずん進んでいくと
気のせいか初々しい匂いがした。
どうやらそこは大学の敷地らしいということがわかった。
清秋の夕暮れは、俳句でもひねりたい気分にさせるなあ。
私は深呼吸をして、たしかに癒されていることを感じた。
そして毎日この森に来るべきだと思った。
その大学は迷子になるほどの敷地で、立派な学食や大きくて広い購買部があった。
大学の購買部では420,000円のコピー機??とか、
こんなところで誰が買うのかわからない5万円の万年筆とか??
へんなバランスのものが売られていてとても楽しかった。
しかしこの映画のようにおもしろいキャンパスはなんという大学なのだろう。
この大学だったらもう一度、大学生活をしてもいいなと思った。
そう思って歩いていると、「東大まんじゅう」という変な名前の箱入り饅頭を
売っていた。そこではっと気づいた。
そこは東京大学という大学であった。
なんたる、、、
ますますこの大学だったら学生になってもいいと思った。
どうやったらここの学生になることができるんだろう。
ここの学食に行きたい。
A定食を食べてみたい。
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